夫婦で老人ホームに入居するための費用と注意点とは?

2024.04.10

将来、夫婦水入らずで老人ホームに入居したい…

そう考えているシニア世代の方も多いのではないでしょうか。

今回は夫婦入居の費用や注意点についてご紹介します。

 

<夫婦入居は可能だが条件も多い>

有料老人ホームの多くが1人部屋タイプであることから、2人部屋がない又は空きが少ないことが考えられます。1人部屋にそれぞれ入居するという方法も選択肢のひとつでしょう。また、夫婦の介護度が異なるケースでは、入居可能な施設が限られてきます。どちらか一方が介護を必要としない「自立」だった場合、介護付きの老人ホームに入居する事ができないこともあります。

 

<夫婦入居の費用は?>

夫婦で老人ホームの同室に入居した場合、家賃や光熱費を含めた費用は2室借りるより割安です。入居一時金は1人部屋より2人部屋のほうが高い傾向がありますので確認が必要でしょう。

 

<夫婦入居の注意点は?>

今まで夫婦2人で過ごしてきたとはいえ、どちらか一方が重度な要介護状態になれば、身体介助に時間を割かれることも考えられます。精神面、肉体面での負担やストレスも感じるでしょう。

入居時に「自立」が条件である施設では、どちらか一方の要介護度が重くなれば退去を迫られる場合もあります。転居費用もさることながら、今後の別々の生活にむけてさらに出費が増えることも大きな痛手となるでしょう。死別した場合も同様で、施設によっては引き続き2人部屋で住み続けることも可能ですが、一般的な1人部屋への移動を求められることが多いようです。

老老介護による負担の軽減を考えると、夫婦一緒に生活できる老人ホーム入居は有意義なことです。しかし、入居時と状況が変わることで転居が必要なケースもでています。あらかじめ施設の受け入れ体制やルールを確認したり、年齢や健康状態に応じた施設を検討することも重要です。

 

 

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