2024.04.10
高齢化が進む中、介護の問題は年々大きくなっています。
介護が必要になっても、仕事やほかのことを抱えながら在宅で介護するというのは、介護者にとって負担が大きくなることもあるでしょう。
そこで今回は、老人ホームを利用しながら在宅でも介護を行っている事例集を紹介していきます。
老人ホームなどの介護施設、在宅での介護を上手く組み合わせながら、本人にとっても介護者にとっても安心できる介護を進めていきましょう。
■施設選びを重視
思わぬ交通事故で母に介護が必要になったのですが、子どももまだ小さく、私も夫も仕事をしているためなかな在宅介護という訳にはいきませんでした。
ですが、やはり実の母でもあり、できるだけ在宅でも過ごして欲しいという思いもありました。
そこでケアマネジャーさんに勧められたのが、ショートステイとデイサービスの利用です。
老人ホームなどの介護施設には様々なサービスを受けることの施設がありますが、どの施設も特徴が異なります。
ショートステイとデイサービスを組み合わせることで、入浴介護の心配もなく、自宅では食事と排泄の介護という形でどうにか過ごせています。
当初は施設の利用を敬遠していた母でしたが、利用者同士気の合う方もいるようで、今では楽しんで過ごしてくれており安心しています。
■できるだけ自宅で過ごしてもらうために
妻が要介護になり、自宅でも介護なしには歩行することが難しくなりました。
私ももう歳なので、なかなか介護も思うようにならないことが多く、老人ホームを利用させていただいております。
老人ホームといっても、自宅に帰ることも多く、できるだけこれまでと変わらないように心がけながら過ごすようにしています。
私としても自宅に妻がいないと寂しいもので、認知症予防のためにもなるべく自宅に一緒にいられるときは自宅でという生活をしています。
上手に老人ホームを利用する方法もあるのです。
■認知症が改善しました
義理の母がアルツハイマー型認知症と診断され、介護への不安や家族との相談の結果、元気なうちから老人ホームに入居することになりました。
家族間で葛藤はありましたが、実際に入居した当日は不安そうな顔でしたが、食事の際には面会を心がけたり、身体を動かす時間にはスタッフが付き添っていただいてどうにか過ごしていました。
1週間ほど経って、老人ホームはいつも誰かが近くにいてくれるという安心感を感じるようになってきているようで、同じことを何度も質問するという回数も徐々に減ってきています。
自宅に一時帰宅して、家族だんらんを楽しむこともあり、老人ホームのこんな利用方法もあるのだと本当に安心しています。
いくつか事例を紹介してきましたが、いかがでしたか?
何らかの原因によって介護が必要になると、本人はもちろん、介護者も不安になることでしょう。
老人ホームと在宅を上手に利用するために、より良い利用方法を見つけられるようにしていきましょう。