2024.04.02
老人ホームなどの介護施設に入居する場合、どれくらいの費用・料金がかかってくるのか気になる方もいるでしょう。
今後生活していくために、老人ホームの入居にどれくらいかかるのか知っておきましょう。
■施設によって料金は異なる
老人ホームなどの介護施設には、いくつかの種類があります。
【民間運営】有料老人ホーム
・介護付有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・健康型有料老人ホーム
【民間運営】その他
・サービス付き高齢者向け住宅
・グループホーム
・ケアハウス
【公的施設】介護保険施設
・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設
・介護療養型医療施設
【公的施設】福祉施設
・養護老人ホーム
これらは、要介護者や高齢者が対象となっている施設で、施設で受けられるサービス内容や入居条件によって入居できる施設も異なってきます。
また、民間と公的施設によって入居の際にかかってくる料金も異なってきます。
■費用はどれくらいかかってくる?
【民間運営】有料老人ホーム
・介護付有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・健康型有料老人ホーム
終身利用権方式という契約方式が一般的で、入居の際に一時金と月額使用料を支払います。
施設によっては一時金を0円に設定していますが、その代わり月額利用料を高めに設定している施設もあります。
一般的な施設の入居一時金は300万円〜500万円程度、食費が3万円〜6万円程度、管理費2万円〜5万円程度、家賃5万円〜15万円程度となります。
それ以外に介護保険の1割負担として3万円〜5万円必要となります。
【民間運営】その他
・サービス付き高齢者向け住宅
・グループホーム
・ケアハウス
契約方式は賃貸借契約が一般的で、通常の賃貸住宅と同様の資金で入居することができます。
家賃の2〜3ヶ月程度の入居金がかかり、月額利用料は住居費と管理費で5万円〜15万円、食費4万円〜6万円、介護サービス費用が1万円〜5万円程度です。
自炊で食事をすれば支払い費用がかわり、介護サービスも利用した分だけの支払いとなります。
【公的施設】介護保険施設
・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設
・介護療養型医療施設
入居一時金などの初期費用はかからず、入居後に月額費用として介護サービス費と生活費を自己負担することになります。
この介護サービス費は要介護度が高くなると高額になり、施設で処置するサービス内容に応じて加算されていきます。
一般的な月額利用料は、7万円〜20万円程度になります。
【公的施設】福祉施設
・養護老人ホーム
入居の条件が自立であり入居期間も一定であることから、入居一時金はなく月額利用料も10万円程度となります。
サービスもなく、基本的なのは生活のサポート程度となります。
老人ホームなどの介護施設は種類によって費用や料金、入居基準も異なってきます。
その種類を知っておき、入居できるところを探してみましょう。