軽費老人ホーム(ケアハウス)とは

2024.04.01
仕事によって親の介護ができない場合には、介護施設への入所を考えることとなりますが、有料老人ホームや介護付有料老人ホームなどのほかにも様々な施設があるので、どの老人ホームが良いのか悩んでしまう人も多いでしょう。
そこで、今回は比較的低額で入居することができる「軽費老人ホーム」の中でもケアハウスについて解説していきましょう。


■軽費老人ホーム(ケアハウス)とは?

地方自治体や社会福祉法人が運営している軽費老人ホームには、ケアハウスのほかに食事サービスのある軽費老人ホームA型と食事サービスのない軽費老人ホームB型もあります。
ケアハウスの場合は、食事サービスがあり日常生活で必要な生活支援を受けることが可能です。
主に一般型と介護型の2種類があり、一般型では介護が不要な自立した高齢者や軽度の介護が必要な高齢者が生活できます。
介護型のケアハウスは介護スタッフが常駐しているので、介護サービスだけではなく通院の付き添いや安否確認なども行われるのです。
中には、一般型と介護型が一体となっているケアハウスも存在しているので、要介護度に合わせた入居ができるでしょう。


■軽費老人ホーム(ケアハウス)の入居条件や費用について

老人ホームに入居するにあたって、誰もが不安を抱える入居条件や費用について確認していきましょう。
ケアハウスの入居条件としては、一般型であれば夫婦であればどちらかが60歳以上であれば入居可能です。
介護型は、65歳以上となり要介護1〜2の高齢者が入居可能です。
費用に関しては、入居一時金は数十万円から数百万円となっており、月額利用料は約6万円から20万円ほどとなるので有料老人ホームなどと比べると費用を抑えて生活できるのです。
ただし、施設によって費用は異なり介護型の方が一般型に比べて費用が割高になる傾向があります。


■軽費老人ホーム(ケアハウス)のメリットやデメリットは?

【メリット】
ケアハウスのメリットとしては、やはりほかの老人ホームなどの施設と比較しても費用が抑えられる点でしょう。
所得や資産の少ない高齢者が優先されるので、金銭的に不安を感じている人にも安心です。
また、介護型であれば介護が必要な高齢者でも入居が可能です。
栄養バランスがしっかりと考えられた食事も提供されるので、手間もありません。

【デメリット】
デメリットとしては、介護度が高くなると退去しなければいけない点でしょう。
また、費用が抑えられるので人気が高く入居を希望してもすぐに入居できないケースも多いです。


軽費老人ホーム(ケアハウス)は、所得が低くても入居しやすいメリットがあります。
施設によってはレクリエーションも盛んに行われているので、楽しみながら生活することができるでしょう。
ただし、人気が高いので入居待ちになることも考えられます。
ケアハウスへの入居を検討しているのであれば、早めに入居申請がおすすめです。
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